未熟者の哲学語り

知識ゼロだが「哲学」で幸せになるわ

HSP(過敏感)の筆者が、人・作品・自己啓発についての考察記事を書いていきます。

加藤純一という男のカリスマ性について分析してみた【某Youtuberより遥かに上】

 

どうも、ハイネスです。

 

最近は分析系の記事を書いていなかったので、久しぶりに綴っていこうと思います。 

 

今回取り上げるのは、Youtubeとニコニコ動画で活躍されてるネット配信者の加藤純一さんです。

彼は生放送を中心に放送をされていて、同時接続7.8万人を記録するほどの実力を持ち合わせています。

 

たった一人で行っている個人放送で、それほどまでの人数を集めてしまうのはなぜなのか。

それは、彼が計り知れないほどのカリスマ性を秘めているからです。

 

今回は、そんな加藤純一という男の持つカリスマ性について徹底的に解説していきたいと思います。

この記事を最後まで読めば、彼がなぜ偉大であるかを理解することができると思うので、長くなりますがぜひ読んでみて下さい。

 

 

 

加藤純一を構成するカリスマ性

彼を構成しているカリスマ性は大きく分けて2つに分類することができます。

 

それがこちらの2つの特徴です。

  • カリスマ的な対人魅力
  • カリスマ的な人心掌握術

 

前者は元々持ち合わせていた才能や人柄であり、後者は視聴者を惹き付けるための後天的な技術です。

この2種類のカリスマ性が合わさることにより、対面した人たちを無意識の内に魅了しています。

 

登録者数に対するアクディブ数が他の配信者に比べて圧倒的に高いのも、こうした絶大な魅力に惹きつけられた視聴者が多いのが原因でしょう。

「この人は何か心が躍るようなものを見せてくれる」という想いが強ければ強いほど、相手に対する期待と信頼は大きくなっていくのです。

 

ということで、彼の保持するこの2種類のカリスマ性について、それぞれ次により詳しく分析していきます。

(※直近の雑談枠【ch】うんこちゃん『あざす1』【2019/06/15】 - YouTubeから実際の発言内容を引用していきます。)

 

カリスマ的な対人魅力

多くの人を惹きつけることに関して、対人魅力を上げるのは必須の項目になります。

より簡単に言うと、どれだけ「友達を作りやすいか」という指標に言い換えることもできます。

 

特に重要な要素として、以下の5つの特徴が挙げられます。

  • 人間的な暖かさ
  • 視聴者とのリンク力
  • ポジティブパッション
  • 曲がらない信念
  • 染み付いた統率力

 

人の持つ対人魅力を構成するこれら5つの特徴を、彼は全て余すことなく持ち合わせています。

それぞれ例を二つずつ挙げながら、詳しく解説していきます。

 

人間的な暖かさ

カリスマというと冷酷な印象を受ける人もいるかもしれませんが、実際は、人間的な暖かさが必須の要素となります。

彼は視聴者に対し、よく笑いかけ、気持ちに寄り添うことによって、共に時間を過ごすことの安心感を与えています。

 

お母さんのあの写真(遺影)もうしまっちゃったからな。

なんかさ喋ってる時にさ、母親に見られてるみたいですげー喋りにくかったからさ。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】6:27~)

(亡くなられた)お母さんの写真を配信部屋に飾っているという話題で一度は笑いをとったものの、実際は気恥ずかしさやらですぐに隠してしまったことを明かしています。

こうした人間臭さを持っているからこそ、視聴者は彼に対して親近感と安心を感じることができます。

 

俺さ結構、猪突猛進、情緒優先型の人じゃん。

ヤル気ねえ時にやっても、たぶん気持ちが乗ってこないんだよね。

 MCとかやってて興味ない人間が来た時の、スゲー体に出るんだよね。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】4:43:14~)

普通の配信者だと視聴者のことを気にしてどこか他人行儀になっていたり、本心を隠していることがありますが、彼にはそういったことがほとんどありません。

視聴者の見る加藤純一が、そのままの加藤純一であることで、視聴者は建前のない彼の素直な感情をいつも感じとることができています。

 

視聴者とのリンク力

視聴者とのリンク力、つまりコミュニケーション相手との意思疎通は、人の心を掴みことにおいて非常に重要なファクターになります。

膨大な数の視聴者の気持ちを汲み取り、そのニーズを的確に捉えた配信をすることにより、彼は多くの人を惹きつける一つの空間を作り上げています。

 

分かった、一回見せるわ。ちょっと、パブジー(PUBG)起動する。

一回お前らに尚子(母親)の墓見させてやるよ。ものすごい立派な墓よ。しょうがねえな…。

墓参り行くか。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】13:41~)

話の流れでちょろっと出ただけの小さな話題のために、わざわざpcゲームを立ちげてまで説明しようとしています。

彼には自分がしたいことを自由にできる柔軟さがあるため、視聴者がコメントで提案した内容が配信で採用されるということもよくあります。

 

今さ、皆何で見てるかホント気になるわ。ちょっとアンケートとっていい?

 ~。今、俺を見てる環境、ちょっと写真送ってきてよ。

見てえわ。見して。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】3:16:34~)

加藤純一さんの配信の一番の醍醐味といえば、やはりこの"視聴者参加型"の企画が挙げられるでしょう。

こうして視聴者が頻繁に配信に携わることで、一視聴者として自分が必要とされているという感覚が強まります。

 

また、彼は個人放送と公式放送とが混同することを嫌っているため、案件放送や他配信者とのコラボ放送を極力控えるようにしています。

彼の配信において、彼以外の全ての登場人物は「視聴者」ただ一つであり、その一塊としての「視聴者」だけに全神経を注いでいます。

 

この一極集中型の配信により、視聴者ともはや融合していると言っても過言ではありません。

 

ポジティブパッション

人を惹きつけることにおいて情熱はもちろん必要ですが、ただ熱いだけでは意味がありません。

必要なのは、正の方向への情熱。何かを称賛することへの情熱。視聴者への興味に対する情熱。

つまりは、ポジティブパッションです。

 

なんか声が出ねェ…なんでェ…?

まあ、7割は「アザス」のせいだろうな。おそらく。

ただ僕は本望だよ。あれで喉いわしたなら、本望ですね。

誰かへの罵声、ネガティブな言葉じゃないぞ、俺の喉いわした原因は。

感謝の、感謝で喉いわしました。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】1:58~)

加藤純一さんといえば、大声ですよね。

今までその大声の代名詞として活躍してきた「やるお」に代わり、新しく二代目を襲名したのがこの「アザス」です。

どちらも強烈な陽属性の咆哮であることは、あまりにも出来過ぎていて偶然だとは思えません。

 

 唯一この世にはね。多用していい、安く使っていい、やりマンの言葉が一つだけ存在するの。それが、ありがとう。

ごめんなさいってなんか。多用してると、すごく薄っぺらくなっちゃうな。

俺、日本語の中で一番好きな言葉、「ありがとう」を用いて本日雑談しております。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】1:01:04~)

この考え方の素晴らしさは、ただ言葉遣いが美しいとかそんな所にはありません。

これは、彼がどんな最悪の状況に見舞われたとしても、その全てを飲み込み肯定してしまうという、彼の持つ高潔な精神を表しています。

 

全ての配信が上手くいくわけではない。

ただ、それが素晴らしいものであるということに一番の確信を持っているのは、誰でもない加藤純一さん自身であるわけです。

 

曲がらない信念

人から信頼してもらうためには、自分の言動に対してある程度の一貫性というものが必要になります。

そして、そうした誰から何を言われても曲げないような、一貫した自信というものを彼は持ち合わせています。 

 

ニコ生の良いところ一つだけ言うわ。配信者たちが肖像権にうるさくない。

俺の顔を別に(他の生主が)どこで使おうが、俺は絶対に何も文句言わないから。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】4:14:21~)

多くの配信者が有名になるにつれて著作権に厳しくなる中、彼は自分の顔写真、音声、名前が使われることに対して一切の縛りを設けていません。

視聴者の手の届く距離に身を置き続けることで、生放送での瞬間的な熱気を維持することができています。

 

 (配信外で付けたポケモンのニックネーム見る流れ)

俺配信外でポケモンやる時も、ちゃんとニックネーム付けてるんだな。

そういうとこが好きだわ俺。

なんか涙出てきたわ。へえぇ、なんか衝撃受けたわ。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】5:12:55~)

2008年11月23日、うんこちゃんとして実況を始める8か月前、プライベートでまで配信のノリで日常を過ごしていることが発覚しました。

芸能人には誰しもオンとオフがあると聞きますが、この男にはそんなものは存在しません。

 

素の状態ですら才能の片鱗が見える、ナチュラルボーンの配信モンスターです。

どの性格を取ってしても、配信のために生まれたとしか考えられないです。

 

染み付いた統率力

言わずもがな、カリスマ性において集団を導く力は必須の項目です。

そうした統率力のようなものが無意識の内に体に染みついています。

 

(YouTubeのアナリティクスで視聴者層を確認する)

【男性】18~24歳:49%、25~34歳:33%

ほぼ18歳から24歳の男性でできあがっております。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】3:00:38~)

彼自身が33歳ということもあり年齢は近い層が多く、暇を持て余した大学生と、職のない流浪人で、視聴者層は主に構成されています。

事実、この記事を書いている筆者も、学校をサボタージュして彼のために時間を費やす一介の大学生です…。

 

ねえねえ、思い出した。俺なんかやりたい放送あったんだよなって。

(ポケモン)ダイヤモンドのさ、データ見る枠しようぜ。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】4:48:35~)

ポケモンのダイパ世代という20代男子にもろに突き刺さるゲームを選び取るセンスは、もう流石としか言いようがありません。

今までROMに徹していたであろう視聴者たちも、ここぞとばかりに「きたああああああ」コメントを打ち始め、今までにないほどに画面がコメントで埋め尽くされました。

 

皆さん、プラチナ配信を見ましょう。

 

カリスマ的な人心掌握術

前項では元々持ち合わせていた才能についての話でしたが、続いてはカリスマ的な"技術論"について説明していきます。

言葉を巧みに操ることができるのであれば、人の気持ちを操ることは実際に可能です。

 

特に重要な要素として、以下の5つの特徴が挙げられます。

  • 至高の高度な具体性
  • 誘導的な2択
  • 大きな目標と小さな課題
  • 優越感の創造
  • 絶妙な危険察知

 

加藤さんはその優れた人心掌握術により、視聴者の心を自分の思うがまま手中に収めています。

先ほどと同様に、それぞれ例を二つずつ挙げながら、詳しく解説していきます。

 

思考の高度な具体性

多くの人の心を動かすには、それだけ自分の見せる景色が鮮明ではっきりしたものである必要があります。

そうした意味で、彼は自分の体験したエピソードを相手に伝える能力が卓越していて、視聴者は彼の見た景色そのままを見ているような感覚に浸ることができます。

 

(子供)おろすことに対する謝罪なんて、男しなくていいぞ。

それは二人の責任。普通の脳ミソしてたら育てられない子どもなんて作らないから。

だって見てみなよ。緑さん。普通じゃないでしょ。 

(引用:『あざす1』【2019/06/15】1:03:34~)

女性関係の話題に対して少々過激な発言をすることもありますが、毎回必ずと言っていいほどに、きちんとした"理由"を添えています。

その考えに至った論理的な理由と共に、身近にいる存在を具体例として挙げることで、視聴者が納得できるような導線を丁寧に敷いています。

 

男とかって結局さ、かける所には金かけるから。

俺だって別に配信に金かけてないじゃん。

羽生結弦っているじゃん。アイツとにかく試合前にリラックスしたいからつって、使ってるイヤホン17万円らしいよ。

 (引用:『あざす1』【2019/06/15】3:39:38~)

これも上の例と同じで、雑談中に出てきた話題に対して、自分の体験と意見を踏まえつつ他の有名人の実例を挙げることで、自分の発言の説得力を上げています。

どんなに小さな話題であったとしても、様々な角度からの意見を何個も積み重ねていき、何気ない一つの考え方にさえとてつもない厚みがあります。

 

この発言力こそが、インターネットのご意見番たる所以でしょう。

 

誘導的な2択

カリスマの本質とは他人の意思決定を支配することにあり、その面において、彼は悪魔的な才能を秘めています。

彼から言葉巧みに話されてしまうと、それがどんな結末を迎えるのであれ、従わざるを得ない心境へと誘い込まれてしまうのです。

 

その技術がよく表れているのが以下の例です。

 

 【視聴者コメント】「羽生結弦嫌いだから話さないでくれ」

ちなみに、ここにいる視聴者全員、羽生結弦よりお前の方が嫌いだぞ。

でも、唯一、お前のこと嫌いじゃないのが"羽生結弦"だよ。

それお前どう思う?

(引用:『あざす1』【2019/06/15】3:44:24~)

 

  • 羽生結弦以外の全ての視聴者がお前を嫌っている。
  • 唯一、羽生結弦だけがお前を嫌わないでいてくれる。

この絶対的に羽生結弦が正義であるという事実を見せつけてから、次に簡単な2択を示します。

  1. 「羽生結弦が嫌い」か。
  2. 「羽生結弦が嫌いではない」か。

こんな両極端な2択を迫られたら、誰であろうとも「羽生結弦が嫌いではない」と答えてしまうはずです。

この瞬間まで「羽生結弦が嫌い」という絶対の流れができていたにも関わらず、それをたったの数言喋るだけで完全に覆してしまうのは、もうあっぱれとしか言いようがありません。

 

この自分の望む選択を相手に取らせる手法を、彼はより効果的に常に使用しています。

 

つまり、

  1. 「加藤純一を見る」のか
  2. 「加藤純一を見ない」のか

という2択です。

 

「加藤純一を見る」のであれば最高に楽しい毎日を送ることができるし、「加藤純一を見ない」のであれば退屈でつまらない毎日しか送ることはできません。

さあ、あなたはどちらの選択を取りますか?

 

大きな目標と小さな課題

人を惹きつけるのに最も効果的なのは、その相手に"幸せな夢"を見させてあげることです。

そして、その実現が困難な目標を身近に感じさせるためにも、より具体的で"小さな課題"を与えることが重要になります。

 

【視聴者コメント】「お前日本で(YouTubeの)登録者数657位だってよ」

え、でもMURASH(所属6人)のランキングは何位?

そこでしょやっぱメインは。それ一位って、もう実質一位みたいなもんだからね。

まず、そこで一位になろうぜ。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】4:36:14~)

「657位から1位になる」という途方もない大きな目標を掲げつつも、「6人の中で1位になる」という具体的で小さな課題もしっかりと設定しています。

これにより、まだYouTubeで1位になれた訳ではありませんが、視聴者は目標を達成したのと同等の満足感を得ることができています。

 

お前らが一人視聴者かっぱらってくれば、明日8万人行くよ。

楽なの一番簡単なの。

だから、無理やりでも視聴者一人増やしてくれって俺が言ってるじゃん。

最初はアンチでも、いつの間にか見ちゃうようになるから。

(引用:同時接続が43000人越えた件について【2019/04/12】)

これも同じで、 「同時接続8万人」という大きな目標と、「各自が一人だけ視聴者を連れてくる」という小さな課題を、きちんと両方とも作っています。

どんなに不可能に見える未来でも彼ならやってくれる、という安心感を与えてくれます。 

 

しかも、この日から一か月足らずで、本当に8万人近く集めるんだから、加藤純一はすごいよなあ?

 

優越感の創造

カリスマというのは、その人自身の魅力が高いだけでなく、話し相手をいい気分にさせるのが格別に上手いです。

彼の発する言葉の節々には、視聴者の"優越感"を刺激するポイントが散りばめられていて、聞いている視聴者を気持ちのいい夢見心地へと誘っています。

 

ハハッ、おい、これ炎上するかもしれねえけどよ。

尚子(母親)の仏壇をDIYする枠ちょっとやるべえよ今度。

ニコ生だったら許してくれるでしょ。お母さんの仏壇作るよ♪

(引用:『あざす1』【2019/06/15】8:47~)

これに関してはやろうと思っても絶対にできないし、実際にやろうとはしませんが、その瞬間は本当にできてしまうような気持ちになって、視聴者は良い気分に浸ることができます。

普通の配信者であれば後で「まあ、冗談だけどな」と付け加えるところを、初見を本気で騙してやろうという気概であえて何も言わないのも、技術が光ります。

 

【甥っ子】「兄ちゃんの友達のHIKAKINが言ってたよ」

え、俺の友達のHIKAKINが言ってたぁ?アイツあれだよ、YouTube俺が教えてやったから今上手いこといってるけど、あれ元はと言えば俺がやったゲーム真似してやってんだよ。

完全に今洗脳教育してる。 

(引用:『あざす1』【2019/06/15】1:13:56~)

こと配信という空間において、加藤純一という人間の存在は神にも等しいです。

つまり、漫画でいう所の"主人公"は加藤純一で、その他の登場人物は例えどんなに有名であっても"モブ"でしかありません。

 

個人放送という器の中において、これほどまでに光り輝く人間は他にはいないでしょう。

 

絶妙な危険察知

カリスマに必要な要素として、意外かもしれませんが、危険を察知する能力というのも大事になります。

大きな敵を作らず、向こう見ずな態度を取らないようにすることで、末永く安定したネット活動を続けていくことができています。

 

 

【視聴者コメント】「(顔写真勝手に使われて)セピア微妙な顔してた」

悪意がなければねッ。悪意があったら別にダメでしょ。

分かるじゃん良し悪しみたいのって。悪意ないじゃん。

だって本気で嫌いだったら使いたくねえし。

(引用:『あざす1』【2019/06/15】4:14:46~)

時には、他の配信者からやってることを非難されることもありますが、そこに悪意は全くありません。

圧倒的な善意の基で行動しているからこそ、少年のようないたずら遊びを思いっきりできるのです。

 

最後に

というところで、いかがだったでしょうか。

 

今回、加藤純一さんの言動を細かく見ていきましたが、どれを取っても強いカリスマ性を感じるものばかりでした。

 

たった一つの配信枠でここまでの情報が得られるというのも、彼の一貫した魅力というものを感じさせられます。

 

 

 

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

これからの彼の活躍を祈り、記事を締めさせてもらいます。

 

それでは、また。