
人間の持つ永遠の課題。
それは、「楽なダイエット法を見つけること」です。
あと、それに付随して重要になるのが食事制限。
ということで今回は、全く苦なく行える食事制限方法を紹介します。
食事制限を制す者はダイエットを制す
ダイエットというと、「長期的に激しい運動をする必要がある」と想像する人が多いと思います。
しかし、痩せることにおいて注目すべきは運動よりも食事制限にあります。
ダイエットをしようとする人にとっては、運動する→痩せるというプロセスよりも、食べる→太るというプロセスの方が前に来ていることは明らかでしょう。本当に継続して痩せたいなら、根本的な食事の量を減らすしかないのです。
なぜ必要以上に食べ過ぎてしまうのか
食事制限が必要であるという話をしたが、そもそもなぜ人は必要以上に食欲がわいてしまうのか。それは、人間が現代社会の中で生きていることに起因している。
考えてみてほしい。野生動物の中で、目的もなくぶくぶくと太っているヤツがいるだろうか。仮に脂肪が多かったとしても、それは生存に必要であるからであって無駄なものではない。彼らにとって、食べるという行為は生きることと同義である。
では、野生動物と人間のあいだにある一番の違いは何か。それは、やはり食料確保の安定性だろう。朝昼晩に三回食べることが当たり前になっている現代社会(少なくとも日本)では、食べるものが全く無いという状況はほぼほぼないと言っていい。
その結果、人間は食事という行為に本来の役割である栄養補給以上の価値を見出そうとしてしまった。そして、人間の身体の思惑を越えてしまった食べるという行為は、正常に生きることとは真逆の方向に暴走してしまうようなった。
これが、必要以上に肥大化する食欲の正体である。まあ要するに、「貧乏人は痩せていて、金持ちは太りやすい」ということだ。
具体的な食事制限方法(思考方法)
はい、まずは皆さん今持っている「食事」への考えを全て捨ててください。
「お腹空いた。早く飯食いてえなー」
「料理はやっぱり母の味が一番落ち着くなー」
「このレストランの料理おいしいなー」
こんな考えは今すぐゴミ箱に捨てて、2度と言わないようにしましょう。食事なんてものは人間の栄養補給に過ぎませんからね?
「空腹を満たす」「味を楽しむ」といった行為はそもそも人間の生命維持のために生まれたものなんですから。直感的な欲に騙されて本質を見失ったら社会の思うつぼです。人間らしく生きるためにも、食事=栄養補給をしっかりと頭に刻み込むのが重要になります。
お腹空いた→何か食べたい→栄養補給したい→生きるため
というプロセスを今一度確認することで、食欲に対抗する理性をより強くすることができます。
無性に食べたい欲求に駆られたときは、この考え方を実践してみてください。食欲という強い欲求に打ち勝つには、論理的に構築された理性をもって踏みとどまるしかありませんからね。